SRID  Journal




SRIDジャーナルとは


「SRIDジャーナル」は、国際開発のあり方、進め方について、斬新で面白く、知的で革新的な考えとアイディアをブログのような形で、世界に向けて発信していこうとするものです。学術論文集を目指したものではなく、SRID会員と友人達のアイディアを広く提供することが一番大きな目的です。内容は論説、提言、書評、エッセイ、フォーラム、等々何でもありです。日本と世界の識者の間で共有していただければ望外の喜びです。この趣旨に共感される読者からの投稿も歓迎いたします。年に2回という限られた発行ではありますが、人々の心に共感と明日への希望を与えられるように、努力して行きたいと思います。


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途上国アルバム(大野政義:パプアニューギニア)

国鳥の不死鳥 ブーゲンビル島の子供達 どこまでも透明な海

巻頭エッセイ

多様化するアフリカと日本の貢献

大島賢三

一般公益法人アフリカ協会理事長


第7回を迎えるアフリカ開発会議(TICAD7)の横浜開催が8月末に迫り、アフリカに対する関心がひときわ高まっている。振り返ると、東西冷戦対立の終結で欧米のアフリカ離れが見られた中で、日本はいち早くこのTICADを立ち上げ(1993年)、アフリカ開発への関心を盛り立てつつ大きな貢献を果たしてきた。それから四半世紀、TICADを通じる協力実績は高く評価されており、日本にとり貴重な「外交資産」にもなっていると言って良いであろう。


54の国を擁するアフリカ大陸は、従来、何かと負の評価が目立ったのは否めない。日本人や日本企業にとっては、アジアと比べ地理的・心理的な距離感もあって、なじみ難い地域でもあった。しかし、21世紀に入り、アフリカの政治経済を取り巻く状況と、TICADをめぐる環境に大きな変化が起きている。ここでは二点に注目したい。


第一は、高い経済成長を達成する国が多くなり、内戦や紛争が解決ないし沈静化して政治的安定を取り戻す国も増えて、巨大な「成長大陸」「最後のフロンティア」としてのアフリカへの積極評価が高まったことである。勿論、なお脆弱性や、地域紛争、過激派・テロ集団の広がり、エボラ熱など、リスク要因を抱える国が見られるのも事実である。その一方、豊富な資源、中間層の増加、都市化の進行、若年層を中心に人口増加(30年後には世界人口の1/4をアフリカ人が占めるであろうとの将来予測あり)、消費市場としての大きな潜在力など、アフリカ全体の成長市場としての注目度は確実に高まっている。


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