2016年度の活動

 

総務

 

(1)  会員数   

2016年度は入会者6名、退会者4名であった。年度末の会員数は正会員が56名、学生会員が2名、賛助会員なしである。

入会者  6名 粒良 麻知子氏(520日付) 浪川 真祐子氏(525日付) 

                               小久保 和代氏(1114日付) 小林 文彦氏(1219日付)

                                 加藤 珠比氏(119日付)   小泉 尊聖氏(216日付)

  退会者  4名 福永喜朋氏(57 死去) 今津牧氏(2016年度末)

   原田幸治氏(同)、前川美湖氏(同)

 

(2)  会費納入状況

  2016年度の会費納入者は正会員55名(うち2名が35歳未満の若手会員)、学生部会員2名である。そのうち5名の正会員が2017年度の年会費を2016年度に前納した。また1名の正会員が2016年度の年会費を2015年度に前納した。

  2016年度の年会費収入は438,000円と前年比4,000円の増収であった。学生会員が7名減少した反面、正会員の2名純増が増収要因となった。

 

(3)  会員紹介

SRIDジャーナルの「会員紹介」蘭において11号に今井正幸会員、林薫会員、佐藤光男会員、12号に神田道男会員、甲斐信好会員が紹介された。

 

 

主要行事

 

(1) 43回年次総会の開催

2016425() 18:3022:00 @理窓会倶楽部サロン。出席者(敬称略、五十音順)は今井、神田、黒田、小林、鈴井、高橋、中島、藤村、松本、湊、山下の11名。新規事業として「SRIDキャリア開発事業」運営委員会(中沢委員長)の設置、及び20万円の寄付を含めて30万円の予算を組んで事業の試行が承認された。大来基金の事業会計への改編については次年度に持ち越された。

 

(2) 新年会 

2017120日(金)18:3021:00 @理窓会倶楽部サロン。出席会員(敬称略、五十音順)は加藤、神田、黒田、小久保、小森、小林、高橋、中沢、中島、萩原、藤村、松本、山下の13名。うち3名が新入会員であった。その他に法政大学の学生4名が参加して華を添えてくれた。萩原孝一会員が新著「人類史上初 宇宙平和への野望」の出版記念講演を行った後、参加者全員で皿回しゲームを楽しんだ。

 

(3)  暑気払い

2016816() 18:3020:00 座和民・神楽坂店。幹事会後に非幹事3名が加わって暑気払いを行った。出席者(敬称略、五十音順)は神田、黒田、佐藤、鈴木、藤村、湊、山下の7名。ワシントン在住の鈴木会員が話題を提供してくれた。

 

 

懇談会

1回懇談会

89日(火)18302100 @理窓会倶楽部サロン。講師は西アジア国連の経済社会地域委員会(ECWAS)で、レバノン在住の池田明子氏。テーマは、「国連平和維持活動(PKO)の役割と限界:中東の行方を探る」。出席者は22名。講演後に講師を囲んで懇親会を開催。

 

2回懇談会

1028日(金)(183021:00)@「理窓会倶楽部」サロン。 講師はアジア開発銀行のシニア評価専門家でマニラ在住の大野祐司氏。テーマは「ADBのプロジェクト評価について」。出席者は22名(うち非会員11名)。講演後に講師を囲んで懇親会を開催。

 

3回懇談会

214日(火)(183021:00)@「理窓会倶楽部」サロン。講師は中野幸紀会員「英国離脱で危機に直面するEU基礎研究」。出席者10名(うち非会員1名)。終了後、懇親会を開催。

 

4回懇談会

316日(木)(190021:00)@JICA市ヶ谷ビル6階会議室。講師は源由理子明治大学教授「参加型評価手法について」。出席者14名(うち非会員8名)。終了後、近くのレストランで8名の有志の参加を得て懇親会を行った。

 

 

ニューズレター

 

20164月号 No. 469 

自論公論 高橋一生「纏まりのない第三次世界大戦:国際開発の視点から」

旅の千夜一夜物語 7 藤村建夫「アフリカで蛇に噛まれたら?」

2015年度SRIDシンポジウム開催報告

 

20166月号 No. 470 

自論公論 中沢賢治「欧州復興開発銀行(EBRD)東京事務所設立と最近の話題

旅の千夜一夜物語 8 藤村建夫「君は泥棒だね?」

SRIDキャリア開発事業について 中沢賢治 事業運営委員長

 

20169月号  No. 471 

自論公論 中沢賢治「 英国のEU離脱をめぐる動きと今後の動向について」

旅の千夜一夜物語 9 神田道男「恐怖のヘリコプター低空飛行」

1回懇談会報告 池田明子氏「国連PKOの役割と限界:中東の行方を探る」

三上サロン報告、サロン・エカポール報告 井上健氏「平和構築と民主化支援」

    

201610月号 No. 472 

自論公論 豊間根則道「東部エチオピアの謎」

旅の千夜一夜物語 10 中沢賢治「ミャンマーの旅と二つの物語」

   「福永喜朋記念の森」植林の報告 藤村建夫

 

201611月号 No. 473 

自論公論 今井正幸「都知事の不祥事と日本的組織の宿痾」

旅の千夜一夜物語 11 福田幸正「チュニスからの絵葉書」

2回懇談会報告 大野祐司氏「アジア開発銀行のプログラム評価について」

 

201612月号 No. 474 

自論公論 林 薫「アルメニアのジュノサイド

ベナン便り 浪川真祐子「ベナンの人々と小学校教育」

サロン・エカポール報告 米田祐子氏「国際NGOのプログラム・マネジメント」

 

20173月号 No. 475

自論公論 堀内伸介「変貌するアフリカと変わらないアフリカ」 

 第3回懇談会報告 中野幸紀「英国離脱で危機に直面するEU基礎研究」

 サロン・エカポール報告 岡橋麻美氏「JPOと語る」 SRID新年会開催報告

 

 

SRIDジャーナル

(1) 編集委員会の開催

2016年度の企画・編集は藤村建夫委員長以下、浅沼信爾、高橋一生、福田幸正、湊直信、山岡和純の6名が担当し、中島千秋が事務局を務めた。編集会議を51日、711日、1026日、1215日の4回開催した。

(2) 11号及び第12号の発行

11号は各地でテロを引き起こしているISと紛争によって発生している膨大な中東難民問題の相互関係に焦点を当て、「混迷する中東の行方を探る」を特集した。第12号はイギリスのEU離脱とアメリカのトランプ大統領誕生という予想外の事態を受け、これから起こりうる多様な開発課題の変化の多様性に着目した。会員以外のジャーナル読者数は300名の目標を突破し、329名に増えた。

キャリア開発事業(試行)

事業運営委員会の組織・開催、事業運営規約(参考2)の作成、事業頁をHPに新設・掲載、会員へのアンケート実施、講師プロフィールの作成・掲載を行った。事業の実施内容については別紙12016年度キャリア開発事業実績」を参照されたい。

 

 

サロン

1回三上サロン 

76() 三上会員宅でワシントン在住の菊地会員の一時帰国に合わせ、黒田会員の肝いりで「三上サロン」が開催された。出席者は、三上、菊地、今井、黒田、佐藤、水上、中澤、神田、小久保の9名。米大統領選、Brexit等について議論が盛り上がった。

 

1サロン・エカポール 「平和構築と民主化支援:国連 PKOの事例から

729() 藤村会長宅にJICA国際協力専門員の井上健氏を招いてサロンを開催した。参加者9名(うち外部5名)。井上氏は1988年から15年間、カンボジア、ソマリア、コソボ、東テイモール等において国連PKOによる民主的ガバナンスの仕事に携わった。

 

2サロン・エカポール国際NGOのプログラム・マネジメント

1118() グリーンピース・ジャパン事務局長の米田祐子氏をゲストに迎えてサロンを開催した。参加者は8名(うち外部5名)。米田氏は2000年以降Greenpeace Japan を含む7つの国際NGOに勤務した経験から、各組織の強みと弱みを分析し、特色を述べた。

 

3サロン・エカポール 「JPOと語る

2017112() 国連開発計画(UNDP)本部においてJPOとして活躍中の岡橋麻美さんをゲストに迎え、サロンを開催した。JPOに関心を持つ学生5名を含む9名が参加してキャリア形成のアドバイスをもらいつつ、活発に議論した。

 

 

学生部

関西学院大学総合政策学部の中野幸紀会員を顧問として、2011年度に浅野由香梨氏により関西学生部が復活した。20123月に6名がSRIDシンポジウムに参加。研究報告「ナイジェリアにおける新たな国際協力」を行った。

2012年度は勝井美世氏を代表として、10名の会員が勉強会やスタディ・ツアーを実施した。そのうち5名が317日に東京で開催されたSRIDシンポジウムに参加して研究報告急成長国ミャンマーの教育問題」「観光産業促進によるミャンマーの経済発展」を行い、SRID会員との交流を深めた。

2013年度は谷村美那子代表が留学のため退会。10月より浪川真祐子氏が代表を引き継いだ。4月にSRID学生部のfacebookを立ち上げた他、11月に同大学総合政策学部の研究報告会で「コメの自由化が日本に及ぼす影響」について報告した。

2014年度は浪川真祐子代表のもとで7名の会員が勉強会を実施した。1025日には浪川代表が上京してSRID40周年記念シンポジウムに参加した。327日に藤村幹事が関西学院大学梅田キャンパスでセミナーを開催した。

2015年度は浪川真祐子代表のもとで3名の新人を含む9名の会員が参加した。1027日に藤村会長が関西学院大学梅田キャンパスで2度目のセミナーを開催した。2016319日には浪川代表他2名が上京してSRIDシンポジウムに参加。三谷宏明次期代表が「日本の諸問題へのアプローチ〜幸福の視点から〜」の研究発表を行った。学生部の活動状況についてはfacebookで随時報告されている。

2016年度は三谷宏明氏が学生部代表となって新人の勧誘に努めたが、最終的に活動に参加するのは2名のみとなり、6月以降活動を停止した。20173月に三谷氏より正式に学生部活動停止の申し出を受けた。

 

 

2016年度の活動報告(時系列)

 

43回年次総会の開催

2016425() 18:3022:00 @理窓会倶楽部サロン。出席者11名。新規事業として「SRIDキャリア開発事業」運営委員会(中沢委員長)の設置と事業の試行が承認された。

 

SRIDニューズレター第469号 (20164月号)の発行

自論公論 高橋一生「纏まりのない第三次世界大戦:国際開発の視点から」、旅の千夜一夜物語  7夜 藤村建夫「アフリカで蛇に噛まれたら?」、2015年度SRIDシンポジウム開催報告

 

第1回幹事会

517()18:0020:00 @理窓会倶楽部サロン。出席者4名。総会の開催報告、新規事業の運営規則の作成、会員の協力を得るためのアンケート調査の実施が了承された。

 

SRIDニューズレター第470号 (20165月号)の発行

自論公論 中沢賢治「欧州復興開発銀行(EBRD)東京事務所設立と最近の話題」、旅の千夜一夜物語 8夜 藤村建夫「君は泥棒だね?」、中沢賢治「SRIDキャリア開発事業について」

 

2回幹事会

614()18:0020:00 @理窓会倶楽部サロン。出席者7名。キャリア開発事業の運営規則、及び会員へのアンケート調査票について原案に基づき協議した。

 

1回サロンド・ミカミ

76日(水) 18:302100 @三上良梯会員宅。参加者は非会員1名を含む9名。スピーカーはワシントン在住の菊地会員。アメリカの次期大統領選挙などの話題で盛り上がった。

 

3回幹事会

712()18002000 @理窓会倶楽部サロン。出席者5名。キャリア開発事業に関する会員向けアンケート調査票の改定、及びwebpageの作成委託について協議した。

 

1回サロン・エカポール

729日(金)19002100 @藤村会長宅。話題提供者はJICA国際協力専門員の井上健氏。トピックは「平和構築と民主化支援:国連 PKO の事例から」。会費2000円。出席者は7名。

 

SRIDジャーナル第11号の発行

巻頭言は福田幸正会員による「『アラブの冬』の行方」。特集は「混迷する中東の行方を探る」。

 

1回懇談会

89日(火)18302100 @理窓会倶楽部サロン。講師は西アジア国連の経済社会地域委員会(ECWAS)で、レバノン在住の池田明子氏。テーマは、「国連平和維持活動(PKO)の役割と限界:中東の行方を探る」。出席者は22名。講演後に講師を囲んで懇親会を開催した。

 

4回幹事会

816()18001830 @座和民・神楽坂店。出席者4名。キャリア開発事業に関するwebpageの新設について協議。終了後、3名の非会員が加わって「暑気払い」を開催した。

 

5回幹事会

913()18002000 @理窓会倶楽部サロン。出席者5名。SRID HomepageTop pageの改訂、及びキャリア開発事業に関する会員アンケートの実施について協議した。

 

SRIDニューズレター第471号(20169月号)の発行

自論公論 中沢賢治「 英国のEU離脱をめぐる動きと今後の動向について」、旅の千夜一夜物語 第9夜 神田道男「恐怖のヘリコプター低空飛行」、第1回懇談会報告 池田明子氏「国連PKOの役割と限界:中東の行方を探る」、三上サロン報告、サロン・エカポール報告 井上健氏「平和構築と民主化支援」

 

6回幹事会

1012()18002000 @理窓会倶楽部サロン。出席者7名。SRID HomepageTop page改訂に関する方針を決定。アンケート結果を踏まえ、会員に協力を依頼する件について協議した。

 

SRIDニューズレター第472号(201610月号)の発行

自論公論 豊間根則道「東部エチオピアの謎」、旅の千夜一夜 第10夜 中沢賢治「ミャンマーの旅と二つの物語」、藤村建夫「福永喜朋記念の森」植林祭の報告

 

2回懇談会

1028日(金)(183021:00)@「理窓会倶楽部」サロン。 講師はアジア開発銀行のシニア評価専門家でマニラ在住の大野祐司氏。テーマは「ADBのプロジェクト評価について」。出席者は22名(うち非会員11名)であった。講演後に講師を囲んで懇親会を開催した。

 

7回幹事会

119()18002000 @理窓会倶楽部サロン。出席者4名。SRID HomepageTop pageのレイアウトを決定した。キャリア開発事業運営委員会の中沢委員長より開催報告を受けた。「アジア開発学生会議」に対して、国際協力支援助成金を支給することを決定した。

 

2回サロン・エカポール

1118日(金)に藤本会長宅で第2回サロン・エカポールを開催した。国際NGOの経験豊富な米田祐子氏(現Green Peace Japan事務局長)をゲストに招き、「国際NGO のプログラム・マネジメント:特徴と強み・弱み」について話題提供があった。参加者10名(うち会員3名)。

 

SRIDニューズレター第473号(201611月号)の発行

自論公論 今井正幸「都知事の不祥事」、旅の千夜一夜 第11夜 福田幸正「チュニスからの絵葉書」、第2回懇談会開催報告 大野祐司氏「アジア開発銀行のプログラム評価」

 

8回幹事会

1214()18002000 @サイゼリヤ神楽坂下店。出席者5名。キャリア開発事業の講師プロフィールの作成について協議した。中沢委員長より、藤村会長とともに国際協力系学生団体の合同報告会に参加した旨、報告を受けた。

 

SRIDニューズレターNo.474201612月号)の発行

自論公論 林薫「アルメニアのジュノサイド」、第2回サロン・エカポール報告 米田祐子氏「国際NGOのプログラム・マネジメント」、ベナン便り 浪川真祐子「ベナンの人々と小学校教育」

 

3回サロン・エカポール

2017112日(木)に藤村会長宅で開催した。ゲストの岡橋麻美氏(JPO, UNDP本部勤務)が国際機関に就職を希望している学生・社会人に対して、JPOの経験などの話題を提供した。参加者9名(うち学生5名)。

 

SRIDジャーナル第12号の発行

高橋一生会員による巻頭言、論説・インサイト共に「多様化する開発課題」がテーマである。

 

9回幹事会

2017118()18002000 @サイゼリヤ神楽坂下店。出席者5名。中沢キャリア開発事業運営委員長より、出張講座の実績、及び講師プロフィールの作成状況について報告を受けた。

 

2017SRID新年会

120日(金)に理窓会倶楽部サロンで新年会を開催した。司会は神田代表。萩原孝一会員が新著「人類史上初 宇宙平和への野望」の出版記念講演を行った後、参加者全員で皿回しゲームを楽しんだ。参加者17名(うち新会員3名、法政大学の学生4名)。

 

10回幹事会

214()18001830 @理窓会倶楽部サロン。出席者5名。2017年度のキャリア開発事業計画、及び予算案について協議した。講師プロフィールの公表準備について報告を受けた。

 

3回懇談会

214日(火)(183021:00)@「理窓会倶楽部」サロン。講師は中野幸紀会員「英国離脱で危機に直面するEU基礎研究」。参加者10名(うち非会員1名)。終了後、懇親会を開催。

 

11回幹事会

316()18001900 @JICA市ヶ谷ビル玄関ホール。出席者4名。SRID学生部の三谷代表より活動停止の申し出があった。年次総会の資料作成について協議した。

 

4回懇談会

316日(木)(190021:00)@JICA市ヶ谷ビル6階会議室。源由理子・明治大学教授による懇談会「参加型評価について」を開催した。参加者は19名(うち外部11名)。終了後に有志8名が懇親会を開催した。後日、講師よりPPT資料の提供を受けて会員に配信した。

 

SRIDニューズレターNo.47520173月号)の発行

自論公論 堀内伸介「変貌するアフリカと変わらないアフリカ」、第3回懇談会報告 中野幸紀会員「英国離脱で危機に直面するEU基礎研究」、3回サロン・エカポール報告 岡橋麻美氏「JPOと語る」